みやぎグリーンウォーカー

第17回 「大学生に伝える〜次世代の環境マインドの育成へ向けて〜」大学生活協同組合東北事業連合

所在地 仙台市青葉区柏木1丁目1-41
電話   022-717-4850
URL   http://www.tohoku-bf.u-coop.or.jp/
取材日 平成24年7月26日

はじめに

山口善明さん  夏も暑い日が続き、まだまだ熱中症対策も欠かせない日々が続いています。大学生活の中でも飲み物やアイスを買う学生ばかりが目立ちます。そんな大学の中で飲み物や、アイスを販売しているのが大学生ならお馴染みの大学生協です。大学生活を始めるに当たっては、一人暮らしの部屋選びから、家具家電までそろい入学に合わせて大学生協の共済に入って組合員になる人はほとんどを占めます。今回私たちグリーンウォーカーはこの私たち大学生にとって身近な存在である大学生協に大きな関わりを持つ、大学生協東北事業連合の経理総務部長の山口善明さんにお伺いしました。
 大学生協東北事業連合は名前の通り大学生協の連合ということで東北の各大学生協の仕入れ業務や経理業務などの共通する業務を行う目的で設立されました。大きな大学生協では容易に出来る事も小規模の大学生協になると生協の職員の数が減り、対応できないことが出てきます。そこで事業連合が共通業務を行うことにより、各大学生協を支えているのです。 事業連合では、環境への取り組みを大学生の組合員とそこで働く職員を中心に進めています。また、環境マネジメントの質の向上を図るために、みちのく環境管理規格に登録し、環境マネジメントシステムの運用を行っています。 環境マネジメントシステム

環境への取り組み

環境への取り組み  大学生活協同組合東北事業連合では、環境活動を徐々に実行できるところから行っています。具体的には、事業所で2010年からLED照明を導入し、電気使用量の20〜25%の削減につなげてきました。震災で壊れたエアコンは熱効率の良いものに変更し、窓には遮熱フィルムを貼ることでエネルギーの利用を押さえるための工夫を行っています。また車の買い替え時にはエコカーを導入し、現在6台のうち1台がエコカーに切り替わっており、着実に成果を上げているということです。  さらに大学生活協同組合では、グリーン購入を行っています。事業所の中では、使用している文具の約7割をグリーン商品にし、できるだけ全ての文具をグリーン商品に変えようと考えています。同時に大学生へは、グリーン商品の購入を勧めています。事業連合では、商品の仕入れを行う際に、出来るだけ環境に配慮した商品を仕入れて、学生がグリーン購入を意識してくれるよう、心掛けています。

取り組み事例:LED導入

取り組み事例:LED導入  東北事業連合の事業所では、LED照明を導入して積極的な省エネ対策を進めています。現在では地下と1・2階全体、3階の通路にLED照明を導入しています。導入前は、蛍光灯を使用しており、月に4〜5回、どこかの交換を行っていましたが、導入後は交換作業が省略され、廃棄物が削減されました。また、LED照明に置き換えた箇所の電気代を3分の1に削減する事が出来、具体的な環境負荷削減策を実行する事が出来ました。玄関や廊下などの明るい照明が要らないところでは、ダウンライトを導入する事で、省エネに貢献しています。




学生の環境マインドの育成

学生の環境マインドの育成  大学生活協同組合東北事業連合は環境にやさしい商品を提供しているだけではなく、学生の環境マインドを育成することを目指し、環境関連の「テーマのある旅」を学生に提供しています。例えば、「ドイツ自然エネルギー政策とまちづくり視察研修」という10日間の旅行プランは、ドイツの「環境首都」として名高いフライブルクを中心に観光し、エネルギー・交通政策・まちづくりといった視点からドイツ在住の環境ジャーナリストの解説を受けながら共通の環境意識を持つ参加者との意見交換で理解を深める機会を提供しています。  一方、大学のキャンパスでは、東北大学を中心としたルネックスというサークルが環境活動に取り組んでいます。資源回収や教科書のリユース・リサイクルなどを行い、環境意識の高い学生が活躍しているのです。大学生協は、こういった環境活動を行う学生サークルとの連携も図ろうとしています。

震災について

 東北事業連合の各会員生協では大学と協力し特に帰宅困難学生等に対して炊き出しを行ったり、ドリンクや食料品等を緊急に提供したりするなどの支援を行っていました。また、事業所内には辛い思い出を忘れないように震災時の写真を掲示し、震災復興に向けて全国の大学生協と協力して会員生協の取り組みを全面的に支援することに日々努力しているのです。 震災について

取材後の感想

取材後の感想  取材を通して、大学生活協同組合東北事業連合の購買書籍事業・学びと成長支援事業・フードサービス事業・旅行サービス事業・ネットワーク事業の5つの事業活動の中で環境方針を貫き、学生生活の様々な場面で学生に影響を与えて環境マインドを育成していく姿勢が感じられます。持続可能な社会づくりは社会全員の日常生活のあらゆる面に関わっているので、学生として社会の一個人として私たちは常に自分自身のライフスタイルを見直し、自ら環境意識を高めながら、周りに発信していく必要があるのではないでしょうか。

取材メンバー自己紹介
齋藤宇成

齋藤宇成 東北学院大学教養学部地域構想学科3年
趣味:食べ歩き 映画鑑賞 バイク
取材に対しての抱負:
グリーンウォーカーでは普段お会いできないような企業や自治体にお邪魔し、生の声を聞かせていただけるため、とても有意義な時間だと思っています。社会を色々な視点で見ることは大切ですが、グリーンウォーカーは環境という一つの切り口からそれぞれの団体の活動を学び、それを周囲の人達に伝えることができます。取材を通して自分自身の知識向上だけでなく、少しでも何らかの良い影響を社会全体へ与えられればと思っています。


小山田友梨恵

小山田友梨恵 東北学院大学経済学部経済学科3年
趣味:旅行 映画鑑賞 スポーツ
取材に対しての抱負:
グリーンウォーカーの取材を通して、企業の環境活動を実際に見て聞いて感じることができ、とても勉強になりました。たくさんの思いを込めて、グリーン購入を行ったり、環境に配慮した商品を製造・販売したりしていることを知り、私も記事を通してささやかながら力を尽くしていきたいと思いました。今後、環境に対する社会の意識がさらに高まり、社会全体がこの思いを共有できればと願っております。


劉 佳(リュウカ)

劉 佳(リュウカ) 東北大学経済学研究科 経済経営学専攻分野修士2年
趣味:旅行 映画鑑賞 タロットカード
取材に対しての抱負:
取材をきっかけに、私たちが普段何気なく使っている製品の中にどれだけ企業の考えがふくまれているのかを知り、企業の社会への責任感の強さに驚きました。そして、消費者として私たちも商品に対して常に受身的な姿勢ではなく、積極的理解し、環境にやさしい商品を選んで購入する責任があるのでないかと考えております。


バックナンバー
  1. 第1回 コクヨ東北販売株式会社
  2. 第2回 富士ゼロックス宮城株式会社
  3. 第3回 東北緑化環境保全株式会社
  4. 第4回 日本紙パルプ商事株式会社 東北支社
  5. 第5回 協業組合 仙台清掃公社
  6. 第6回 トヨタ自動車東北株式会社
  7. 第7回 「いつでも見学できる処理工場を」株式会社 安部工業
  8. 第8回 原油高と直接向き合う企業 東邦運輸倉庫株式会社
  9. 第9回 「てんぷら油で車を走らせる」 株式会社オイルプラントナトリ
  10. 第10回 「EMS導入で「心構え」が変わった」 河北新報印刷株式会社
  11. 第11回 「広がるリサイクル部品のネットワーク」 株式会社三森コーポレーション
  12. 第12回 「建設業として環境に取り組む」株式会社深松組
  13. 第13回 驚きの「ライブオフィス」リコー東北株式会社
  14. 第14回 再生資源の価値、分別のコスト 株式会社 佐彦
  15. 第15回 「宮城県民の安全安心、快適な暮らしのための検査機関」(財)宮城県公衆衛生協会
  16. 第16回 「メディアパワーを有効活用して、LED普及に努める」(株)仙台放送L・E・Dソリューションズ
  17. 第17回 「大学生に伝える〜次世代の環境マインドの育成へ向けて〜」大学生活協同組合東北事業連合
  18. 第18回 「日本を支える〜地域建設産業の使命〜」 一般社団法人宮城県建設業協会
  19. 第19回 「お客様に感動される企業を目指して〜環境に優しいリサイクルとは〜」 株式会社サイコー
  20. 第20回 「私達はエネルギー消費の削減が仕事です!」 株式会社エコライフサポート
  21. 第21回 「窒素酸化物(NOx)を低減するエマルジョン燃料」 株式会社エヌ・エフ・ジー
  22. 第22回 「エコな笹氣」の継続」 笹氣出版印刷株式会社
  23. 第23回 「地域の資源循環と環境保全に貢献する仕事」 株式会社 国本
  24. 第24回 「ホテル・ショッピングセンター・農業の取組」仙台ターミナルビル株式会社

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