みやぎグリーンウォーカー

第20回 「私達はエネルギー消費の削減が仕事です!」
株式会社エコライフサポート

所在地 仙台市宮城野区榴岡三丁目2-5
電話   022-792-9821
URL   http://eco-ls.co.jp/
取材日 平成26年9月30日

はじめに

株式会社エコライフサポート 株式会社エコライフサポートの代表取締役の奈良坂進様にお話を伺いました。
 エコライフサポートでは「お客様の要望をどうやったらかなえられるか」を最優先に考え、ご家庭からオフィスまで、お客様が望んでいることを行ってサポートしています。また、環境配慮を積極的に考え、二酸化炭素排出量の削減やリサイクル、コスト削減などをお客様と一体となり提案、改善を行っています。                           
 設立6年目のまだ新しい会社ですが、積極的に多くの企業と関わりを持っています。通常では、それぞれの商品や内容毎に様々な会社にお願いして導入するものを、エコライフサポートでは一社で企業向けの照明関連やフィルム工事、空調、事務オフィス関連設備、また役員様、社員様の自宅台所やバストイレ、エアコン等も含め設備等の見直し、修理対応まで出来てしまいます。さらに、他社とは少し違った新しいエコ商品の提案等も含め、お客様との関わりを広げています。
 今回は2つの商品を紹介しながら、会社についてのお話をしていただきました。

設立6年目と新しい会社

代表取締役 奈良坂進様 エコライフサポートはまだ新しい会社なので、すでに取引き先がある企業に販売に行かなければなりません。そのため、電気代や水道代等の光熱費をさらに安くできる商品など、他社と差別化出来る商材の提案・販売を行っています。
 「環境保護型多目的洗剤エコ・クィーン」は販売価格は高く、名前も知られていないため、最初はどこにも取り扱ってもらえませんでした。 しかし、地道にPR活動をし、ホームセンターダイシンや各企業様等で実演した結果、取り扱っていただく所ができ、今では多くの企業・個人の方に購入、活用していただいています。


環境保護型多目的洗剤 エコ・クウィーン

エコ・クウィーン
エコ・クウィーン


 普通の洗剤は石油系のもので、洗剤汚れを付着させ、水を沢山使って移動し汚れを落としている様な状態です。エコ・クウィーンは石油系ではなく植物系の洗剤です。

エコ・クウィーンの注目すべき特徴は5つあります。

  1. 石油系ではなく植物系なので人にも環境にも安全。
  2. 汚れを生分解して落とす。
  3. 洗い流す水が少なくて済む。
  4. 錆とりや車の洗浄、ペットの汚れ取り、キッチン周りの清掃など多目的に活用できる。
  5. 使用場所に応じて水で3〜10倍程度に、窓ガラスなどは30〜40倍に希釈して使うため実際は安価である。

 エコ・クウィーンを水で薄めた後、汚れた部分にスプレーし、乾いた布で拭きます。ぬらしたタオルで拭くと洗剤がさらに薄まってしまうため、乾いた布で拭くのがポイントで、従来の洗剤と活用方法は少し違いますが、水の使用量は大幅に少なくてすみます。



石油系洗剤との比較(左から順にマヨネーズ、廃油、ラー油)

 取材時にマヨネーズや廃油、ラー油を汚れに見立てて石油系洗剤とエコ・クウィーンでは汚れの落ち方がどう違うかを見せていただきました。石油系洗剤では洗っても汚れは移動するだけでしたが、エコ・クウィーンでは汚れが分解されるため汚れの色が徐々に消えていきました。あまりこすらなくても汚れが落ちていく様子を見て、エコ・クウィーンなら食器洗いが楽にできると思いました。
 エコ・クウィーンは水で希釈して使うので、ペットボトルに入れて使用する事も可能です。ペットボトルのキャップ部分に霧吹きの部品を取り付けて使うこともできるため、ペットボトルの再利用ができます。また、ペットボトルを濃度別に分けておくことで、家庭内の様々な場所に使う事が出来ます。普通の石油系洗剤では、食器洗い用や風呂場の掃除用などで様々な洗剤を買い揃えなければいけませんが、エコ・クウィーンであれば自分で好きに洗剤を作れるので1人暮らしの人にもやさしいと思います。
 石油系洗剤とは違い、環境に優しく使用場所を問わないエコ・クウィーンは、実演販売や口コミなどで広まりつつあります。


今後は調光LEDにも力を入れたい

調光LED 今後、提案していきたい商品は「調光LED」ということで、実際にそのLEDの蛍光灯を持ってきて、どのようなものか実演していただきました。LED照明は蛍光灯より電気消費量を減らすことができますが、調光LEDは数段階に明るさを変えることで、さらに電気消費量を減らすことが出来ます。


調光LED

 学校や会社で一般的に使用されている蛍光灯は40Wの電力を消費し、さらに安定器で5〜10Wの電力を消費しています。この桜総業株式会社が製造している調光LEDは他社のLEDとは違い、場所によって明るさを通常の100%、70%、50%、30%と適切な明るさに調節できます。また、日本で製造しているため故障がなく安心です。                      
調光LEDの紹介 実際に調光LED照明を拝見しましたが、通常の70%の明かりでも、蛍光灯よりかなり明るかったです。電気消費量を数値として見ることができる機械を使って調光LEDの電気消費量について説明していただいたので、理解が深まりました。
 LED導入費用は少し高いですが電気料金を含めたトータルコストで見れば蛍光灯よりはるかにお得です。この調光LEDを導入することで、削減された電気代を導入費用分として分割での支払いに充当できるので、予算を確保していなくても導入可能です。エコライフサポートでは実際に、各部屋の蛍光灯使用時の電気代と調光LED使用時の電気代をお客様毎に試算し、調光LEDの導入に伴うコストや回収期間などの調光LED導入効果を提示してお客様にLED化をおすすめしています。現在では地元の銀行等、有力企業様にも導入されています。蛍光灯使用時と調光LED使用時の電気代と電気消費量についての表を見せていただきましたが、トイレや廊下に至るまで計算されていて節電の根拠を持ってLEDの導入をすすめていることがわかりました。見せていただいた表のように数値を示しながら説明することは、相手に理解してもらうときに重要で効果のあることで、今後自分の学校生活にも活かせると思いました。

目指す理想像、こんな会社になりたい

 エコライフサポートは「お客さんと一緒になって考え、改善する」を大切にして、お客様と同じ立場・目線に立ってコスト削減を考える会社を理想としています。
 社員の仕事に対するモチベーションをどのように上げているか、について伺ったところ、誰かがモチベーションを上げさせてくれる何かをするのではなく、仕事自体がモチベーションを上げる様に取り組むということでした。エコ商品を提案するとき提供する側はその商品の知識や周辺知識を必然的に学ぶ、商品販売時に間違った知識を持っているお客様に本当のことを知ってもらうことや喜んでもらう、いろんな人に会って話をする。その為に自ら学び、知識を拡大していく。このようなことが、社員1人1人の仕事へのモチベーションアップに繋がっているそうです。

おわりに

調光LEDの紹介 今回の取材で2つの商品を紹介するとき、1つ目の商品「エコ・クィーン」では石油系洗剤との比較実験を、2つ目の商品「調光LED」では電気消費量が見える機械を使って説明していただきました。さらに「調光LED」を紹介するとき、LED照明との蛍光灯の明るさの比較ができるようにするため、事務所ではわざと普通の蛍光灯を使用しているそうです。これらの工夫は、お客様の視点に立ってお客様に商品を理解してもらえるもので、私達も深く理解しながら取材を続けることが出来ました。
 今後どのような商品をどのように提案していくのかが楽しみです。

取材メンバー自己紹介
嶋村 奈津美

嶋村 奈津美 東北大学理学部物理学科3年
趣味: サイクリング、旅行
今回の取材はエコ製品を販売するエコライフサポート様でした。エコな商品を目の前で実践して紹介してもらい、商品の性能の高さを実感することができました。また、新しい会社ならではの販売方法もお聞きすることができとても良い経験となりました。


深谷 愛依

深谷 愛依 東北大学農学部応用生物化学科生物化学系2年
趣味: 読書、旅
お客様と一緒に考えるという姿勢を持っているエコライフサポート様への取材を通して、自分も相手と対等に話をしなければと思いました。商品の紹介もしていただきましたが、まだまだ自分の知らないエコな商品がたくさんあることに気づきました。


バックナンバー
  1. 第1回 コクヨ東北販売株式会社
  2. 第2回 富士ゼロックス宮城株式会社
  3. 第3回 東北緑化環境保全株式会社
  4. 第4回 日本紙パルプ商事株式会社 東北支社
  5. 第5回 協業組合 仙台清掃公社
  6. 第6回 トヨタ自動車東北株式会社
  7. 第7回 「いつでも見学できる処理工場を」株式会社 安部工業
  8. 第8回 原油高と直接向き合う企業 東邦運輸倉庫株式会社
  9. 第9回 「てんぷら油で車を走らせる」 株式会社オイルプラントナトリ
  10. 第10回 「EMS導入で「心構え」が変わった」 河北新報印刷株式会社
  11. 第11回 「広がるリサイクル部品のネットワーク」 株式会社三森コーポレーション
  12. 第12回 「建設業として環境に取り組む」株式会社深松組
  13. 第13回 驚きの「ライブオフィス」リコー東北株式会社
  14. 第14回 再生資源の価値、分別のコスト 株式会社 佐彦
  15. 第15回 「宮城県民の安全安心、快適な暮らしのための検査機関」(財)宮城県公衆衛生協会
  16. 第16回 「メディアパワーを有効活用して、LED普及に努める」(株)仙台放送L・E・Dソリューションズ
  17. 第17回 「大学生に伝える〜次世代の環境マインドの育成へ向けて〜」大学生活協同組合東北事業連合
  18. 第18回 「日本を支える〜地域建設産業の使命〜」 一般社団法人宮城県建設業協会
  19. 第19回 「お客様に感動される企業を目指して〜環境に優しいリサイクルとは〜」 株式会社サイコー
  20. 第20回 「私達はエネルギー消費の削減が仕事です!」 株式会社エコライフサポート
  21. 第21回 「窒素酸化物(NOx)を低減するエマルジョン燃料」 株式会社エヌ・エフ・ジー
  22. 第22回 「エコな笹氣」の継続」 笹氣出版印刷株式会社
  23. 第23回 「地域の資源循環と環境保全に貢献する仕事」 株式会社 国本
  24. 第24回 「ホテル・ショッピングセンター・農業の取組」仙台ターミナルビル株式会社

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